2004/6/1 OA 「まるごとFC東京」内容のご案内
- 2004.06.02
毎週火曜 夜10:00から30分間お届けしているFC東京の応援番組
「まるごとFC東京」聞き逃してしまった方、電波が届かず聞けない方
どうぞご覧下さい。
● まずはFC東京NEWSから
・試合結果・・・
ナビスコカップ予選第3節(5/29@柏の葉スタジアム)柏レイソル戦
なんといってもこの日のヒーローは馬場憂太選手。2得点に絡む大活躍
でした。2-0での完封勝利です。現在勝ち点6のグループD2位です。
柏レイソル戦後の監督・選手のコメント
◇原博実監督
「Jリーグのこの前の試合(1stステージ第11節鹿島アントラーズ戦)
で点を取れなかったということもありますし、我々のチームの今の課題
っていうのは点を取ることだと思うんですよね。守備のほうはたいぶ安
定してきているんですけど、攻撃の面で、特にFWがというか前のほう
の選手がなかなかチャンスにも点を決められないというのがありました
んで。ケリーがこの前の試合でまた足を痛めてしまった、あるいは石川
直宏もオリンピック代表の試合で痛めてしまったなど、選手が代わって
るっていうのもありますけど、代わりに入った、鈴木規郎あるいは馬場
憂太や、ルーカスのところがよくやってくれたなと思います。1点目は
やっぱりFKから(DFの)ジャーン(の得点)だったんですけど、憂
太の(出した)ボールも良かったし、2点目も鈴木規郎が最初突っ込んで
いって、ペナルティじゃなかったけどすぐ起き上がってね、ボールを取
りにいってそれを馬場憂太が、この前の試合ではアレを打たなかったの
を(今日は)打ってね、そのこぼれ球を戸田が決めたっていうのは、ホ
ントうれしく思います。まだまだいい形とかっていうのは(これ以上に
も)ありますけど、今は選手に、怖がらないでシュートを打ってそれを
詰めていこうって話をしてたんで、それで取れて、勝ち点3を取れたっ
ていうことは、次に繋がっていくかなと思います。」
◇追加点を決めた戸田光洋選手
「(ゴールを決めた瞬間は)だいたい憂太がシュート打つっていうのは
わかってたんで、ゴール前にいってれば何かあるかなあっていう感じで
は走ってはいました。
(試合全体としては)ちょっとずつ、憂太のスルーパスで少しずつ流れ
を作っていけたかな。アレが入りだしてからだいぶ楽な展開に持ってい
けたんで。もっと点が取れてればもっと楽な展開だったですけど。」
◇2得点に絡んだ馬場憂太選手
「自分の持ち味を出せたので、今日はいいゲームだったと思います。欲を
言えば1点取れればよかったなと思います。
(1点目は)とにかくGKとDFラインの間に早いボールを蹴るってこと
を意識して蹴ったら、いいとこに行ったんで。(シュートを決めた)ジャ
ーンに感謝します、はい。
(2点目については)枠を意識してシュートを打ちました。戸田さんが詰
めてたからたぶん入ったんで。ま、あれも戸田さんだからあそこにいるん
で。良かったです、(得点が)決まって。
(残念ながら外れてしまった見事なオーバーヘッドシュートについて)
あれは、たまたま(笑)。たぶんあいつ(今野泰幸選手)、僕が見えてた
と思うんで、それで(いいパスを)出してくれたと思います。」
● トピックス
・5/26に味の素スタジアムで行なわれたU-23代表のトルコ選抜戦。
今野泰幸選手の終了間際の得点で、1-1で引き分けました。
この試合に後半から出場した石川直宏選手が試合中にケガ。
診断の結果、左膝内側側副靭帯損傷で全治約3週間です。
・A代表イギリス遠征、5/30にアイスランド代表と対戦。3-2で日本が
勝利しました。FC東京からは、加地亮選手がフル出場。攻撃に守備
にと精力的に動き、勝利に貢献しました。
・スペイン遠征 応援ファンツアーの仮予約スタート。詳細はFC東京
オフィシャルHPをごらん下さい。
●塩田仁史選手のインタビュー
◇今シーズン、流通経済大学から新加入した期待のGK、塩田選手。
正GKの土肥洋一選手が日本代表に選出されていることもあり、
新加入ながら既に土肥選手不在時のナビスコカップ2試合に出場して
います。プロデビューとなった3/27@味の素スタジアムでの鹿島
アントラーズ戦は、どんな心境だったのでしょうか。
◇塩田:「気合も入っていましたし、すごく試合に対しての準備っていう
のもしてました。試合に入るに当って、周りの人からは緊張してたんじゃ
ないかってすごく言われるんですけど、実際、自分的には全然緊張して
いませんでしたね。適度な緊張をしてるといいプレイっていうか集中力が
すごく高まると思うんですけど、まったく緊張してないような状態だった
んで。始まって、失点も早かったんで、周りの人とか、みんなには心配
かけたかなあと思います。
(失点の瞬間は)大勢の観客の中でやったのが初めてだったし、それであ
あいう失点の仕方をして、真っ白になりましたね。「え!?!」っていう
感じでした。なんともいえない心境っていうか。1分と17分に失点して
しまって、すごく精神的につらい状況に追い込まれました。でもそのあと
にファンの人たちも後ろから塩田コールかけてもらって、すごく励まされ
た部分もありましたし、チームメートにも助けられて、自分自身も“この
まま自分が下がってたら、やっぱりこのままズルズル(良くない状態に)
いってしまう”と思ったし、そのときに“気持ちを切り替えよう”って、
強い気持ちを持ってそのあと戦えて、その後失点しなかったっていうのは、
自分にとってすごくプラスになったのかなって思ってます。まあなかなか
上手くはいかないと思うんですけど、反省するところはしっかり反省して、
試合終わったあとも、そういうミスもしたってことも自分の中で価値観を
持って練習に取り組むようになりましたね。」
◇2度目の出場チャンスは、4/29、同じナビスコカップの第2戦。
同じく鹿島アントラーズとの対戦でした。
◇塩田:「前回と対戦相手が同じアントラーズってことで、一回(試合を)
やってる分、チーム的にもわかってる部分もあったし、今度はアウェー
でしたが、僕、茨城県出身なんで、カシマスタジアムってすごく馴れた
雰囲気があるっていうか。学生の頃に何回か試合させてもらったことも
あるし、アントラーズを見て育ってきた年代なんでカシマスタジアムの
ああいう雰囲気に慣れてたんで、ホント今度こそは結果出そうっていう
感じで入れたし、アウェーの空気にも飲まれることはなかったかなと
思ってるんですけど。
(先制点を取られたことについて)この試合も本当に失点が早かったんで
・・・。チーム自体で(ここ数試合)ずっと失点が早かったっていうのがあ
ったんで、それがすごく課題で。みんなで前半立ち上がり気をつけて入っ
たんですけど、セットプレーのこぼれ球からの2次攻撃からやっぱりマー
クがずれてしまって、失点してしまったんですけど・・・。でも全然、デビ
ュー戦の頃とは違って、焦りがなかったっていうか。すごく落ち着いてて。
まあ追加点入れられなければ大丈夫だろうと。絶対1点は取ってくれるだ
ろうって攻撃陣を信頼してたっていうのもありますし、次の1点を取られ
ないようにしようってすぐに切り替えられました。」
◇1ヶ月で、精神的にも大きな成長があったようです。
この日は2-1で勝利。プロとして初めててにした勝利の感想は?
◇塩田:「やっぱ勝ったときは本当に、自分の中でほっとしたというのが
正直な気持ちで。自分自身のプレーはそこまで納得いくものではなかったん
ですけど、自分が悪くても“チーム”なんでね。
誰かが悪くても誰かがカバーするとか、やっぱりそういうのがすごく大事に
なってくるし、勝ち続けるってことは自分たちにとってもファンの人たちに
とってもすごく重要なことだと思うんで。
悪くても、チームで、前半立ち上がりに失点してしまっても勝てた、って
いうことがすごく良かったなあって思いました。
一試合一試合、巡ってくるチャンスっていうのを大事にしていかないと、
自分の成長に繋がらないと思うんで、90分すべてを反省して、自分のプラス
にしていくっていうか。下向いてても仕方ないんでね、ミスを。
反省するところは反省して、ポジティブに考えていかないと成長しないと
思うんで。そこら辺は自分の中で考えながらやってます。」
◇5/29のナビスコカップ第3節、柏レイソル戦では、初の完封勝利を手に
することが出来ました。
◇塩田:「(そのときの気分は)最高です!今回も立ち上がりすごく注意
して入ったんで、流れ的にうちが先制して2点取ったっていうことは
気持ち的にもすごく楽になりましたし、2点差ってことで危ない点差なんで、
よりいっそう集中力が高まったかなって思ってます。
チームが勝つっていうのがいちばん重要で、DFが今日は本当に最後まで集中を
切らさないで頑張ってくれたんで、チームの勝利とともに、無失点って言う
のはすごくうれしいです。
ここまで応援に来てくれたサポーターのためにもやっぱりいい試合をした
いと思ってたし、それでこういう結果が出て、試合終わったあとコールまで
してもらって、本当に嬉しいし、これからもサポーターの皆さんにいいゲー
ムを見せられるように頑張りたいと思います。」
●来週も引き続き、塩田選手のインタビューをお送りします。
オフの過ごし方や最近のマイブームなど、プライベートな部分にも迫ります。
お楽しみに!
●フロントインフォメーション (久保田淳:久保田/藤田京子:藤田)
藤田:今「FC東京ニコニコサッカークリニック」というものが行なわれて
いるそうですが、どんなサッカークリニックなんですか?
久保田:調布市内に在学の知的障害のある小中学生の子供たちを対象にして
います。なかなか普段こういう子供たちがサッカー教室などに参加
する機会がないということで、新たに企画して始めたものです。
藤田:現在、前期の日程はもう始まっていますね。5月から月に1回ずつ、
4ヶ月に渡って開催されています。
久保田:これまでも単発のイベントのような形でサッカー教室をやらせても
らったことはあったんですが、継続性を持ったスポーツ教室っていう
のがなかなか彼らには参加の機会がないという実情を踏まえて、
とにかく継続してやろうよということで、まず4回ですけどもね、
そこを狙いにはじめたところです。
藤田:FC東京と調布市が一緒になって行なっているもので、会場が調布市
総合体育館。定員20名ということですが、男女の比率はどうですか?
久保田:募集は男女でかけたんですが、実際はまだ男の子だけです。中学生
は3、4名参加してくれてますね。小学生でもどうしても高学年の子
が多いんですよ。たぶん小学校1、2年生のお子さんたちは、
ちょっとまだどんなものなのかなあって、様子が見れなくて遠慮
してしまったのかなあっていう感じは受けてます。
藤田:そうですか。生徒さんが20名でコーチ陣は何名くらなんですか?
久保田:10名くらいでやってるんですよ。だから、本当にコーチが両手で子
供たちと手を繋ぎながら、みんなで楽しくやってるような状況です。
藤田:いいですね。じっくり見てもらえる感じがしますね。
久保田:そうですね。これは本当に楽しく、ボールを蹴るなり体を動かすな
り、もっといってしまえばみんなで一緒に、同じ空間でワイワイ
ガヤガヤするのが楽しければ、それがいいやってことで始めてます
ので、すごくほのぼのとした感じでやってますよ。
コーチたちも、10人の中にたとえば加賀見とか小池とか、元FC東京
で選手として活躍していたようなコーチ陣も中にはいますしね。
藤田:なかなかゼイタクな(笑)。
久保田:そうですね。彼らもテクニックを見せて、とかじゃなくて、この
にこにこサッカークリニックについてはとにかく子供たちと楽しく、
手を繋いだり、抱っこしたり、そんな感じでやってます。
藤田:ふれあいがメインという感じなわけですね。
久保田:参加してもらった子供たちも、帰るときには本当に楽しかったって
いう顔をして帰ってくれるので。
なんとなく最初は集中してないというか、みんな新しい環境で
ちょっとドキドキしちゃってんのかな、って場面もありましたが、
最後のほうでは一生懸命ボールを追いかけたり、シュートを決めて
喜んで、コーチたちとハイタッチしたりして。そういう姿が多く
見られたので、良かったと思います。
藤田:現在開催中の前期のほうは締め切ってしまって、8月まで行われると
いうことですが、後期は10月から4回、月に一回ずつあるわけですね。
久保田:そうです。後期はまた改めて募集しなおします。募集は9月に予定
していますが、市報とかでも発表されますから、注目しておいて
貰いたいですね。
藤田:知的障害のある小中学生の方でサッカーをまだやったことがないとい
う方でも、一度参加してもらえれば、楽しいサッカー体験ができると
思いますね。
久保田:はい。そう思います。
藤田:じゃあ9月の市報をぜひチェックして参加してもらいたいと思います。
久保田:お待ちしています。
●皆様からの番組に関するご意見、ご希望をお待ちしています。
ぜひお寄せ下さい。
番組担当 中野いずみ