「ゆうがた5」6/19(木)+α 藤田京子
- 2014.06.24
FIFAワールドカップブラジル。
いよいよ明日早朝には、決勝トーナメント進出がかかる、コロンビア戦!
気合120%で応援しますよー!!!
と、そんな中、予選リーグの日本代表の試合の合間をぬってソウルへプチバカンス、気分転換してまいりました。
ソウル情報を中心にお届けした「ゆうがた5」6/19(木)の内容に+αしていきましょう。
[ハートビート]のコーナーでは、まず、昨年秋、景福宮の隣に新設された『国立現代美術館 ソウル館』のお話。
すでにソウル郊外の果川、市内の徳寿宮と2ヶ所に国立の現代美術館を持つ韓国ですが
さらに市内中心部にソウル館をオープンしたことで、いかにコンテンポラリー・アートに力を注いでいるかがわかります。
ソウル館には地下をメインに8つの展示室があるほか、メディアラボやセミナー室を備え
複合アートセンターとしての役割を担うことが期待されています。
そのソウル館のメイン展示室・エントランスからも見える場所は、ソウル・ボックスと名づけられています。
ここで展示中なのがソ・ドホ(以前はスゥ・ドーホーと表記することが多かったのですが)による
「家の中の家の中の家の中の家の中の家」
なんという長いタイトルでしょう! これが今回のお目当てだったのです。
青い半透明の布地で作った家。
外側は作者がNYにいる時に住んでいたアパートを模したという3階建ての西洋建築で
中に吊り下げられた韓屋は、彼が生まれた家を再現しているとのこと。
枠をはずせばたたんで持ち運べるという所にも意味のあるアートで、作者のアイデンティティと暮らし方が表現されています。
細部まで凝ったつくりと、重なった布地による濃淡の美しさに、ついため息が・・・。
そしてこの作品は、なんと、玄関から中に入ることができるのです。
家の中に入ってドアの蝶番や窓枠の飾りなどの作りをじっくり見たり、外光による色の変化を
眺めたりして、何時間でもここにいたい!そう思った幸せな訪問でした。
ちなみに国内では東京都現代美術館や金沢21世紀美術館に、ソ・ドホの半透明の布地建築の作品が所蔵されています。
さて、もうひとつの[ハートビート]
三清洞・北村散策。
かつて王宮に勤めた貴族達の住まいがあった場所で、伝統の韓屋が残る地域です。
お散歩気分のつもりが本当に息切れして心臓がバクバク、散策と言うには相当きつい坂のアップダウン。
日ごろの運動不足解消のソウル行きだったのか?いや、そんなはずでは・・・。
健脚に自信のある方、韓国の歴史に興味のある方にはおすすめしたいスポットです。
オトナのみなさまの自由時間をすごす参考になれば幸いです。