午後のカフェテラス 街角レポート(レポーター:岡本祥子)
- 2024.08.06
こんにちは。火曜日レポーターの岡本祥子です!
気温が31℃ほどで少しほっとしてしまうなんて、暑さ慣れてしまっていることが怖いですね。
今日は8月6日。79年前に広島に原爆が落とされた日です。
戦争や平和について考える機会が多い季節となりました。
中継は調布エフエムのスタジオのすぐ下の階。
文化会館たづくり2階南ギャラリーで今日から開催中の調布市平和展についてお送りしました。
↓本日の放送はコチラ↓
放送では調布市文化生涯学習課の森内ひよりさんにご案内いただきました。
調布市平和展は戦争の悲惨さを伝える様々な資料や平和首長会議で入賞した各国の絵画コンテストの子どもたちの作品を展示することにより、
多くの方に平和について考える機会を提供することを目的に毎年開催されている調布市平和祈念事業の1つです。
展示内容は大きく4つのブロックに分かれています。
①調布市郷土博物館から借用した千人針や当時の水筒など貴重な戦争資料展示や日本非核宣言自治体協議会から借用した広島・長崎資料パネル
千人針や広島・長崎の原爆での遺品などのパネル
②広島市立基町高校の生徒が被爆者から聞き取った体験をもとに制作した「原爆の絵」の展示
臨場感のある胸を締め付けられるような作品の数々
③ピースメッセンジャーやピースメッセンジャージュニアが作成したメッセージボードと活動報告
調布市では毎年中学生を「ピースメッセンジャー」に小学生を「ピースメッセンジャージュニア」に任命し被爆地へ派遣。
昨年度の子どもたちが派遣前の気持ちや派遣後に感じた気持ちや感情の変化がメッセージボードに記されています。
④平和首長会議が実施する絵画コンテストで受賞した世界の子どもたちの作品展示
日本以外にイラン、ニュージーランド、イタリア、フランス、ウクライナ、アイスランド、ドイツ、ベルギーの子供たちの作品を展示。
平和への願いは万国共通です。
今年度、新たに展示された資料もあります。
長崎平和推進協会から借用した「かよこ桜の咲く日」というアウシュビッツの悲劇を知って長崎を訪れたポーランドの女子大生が原爆でわが子を失った母親と出会い、心を通わせる様子を収めたDVDの放映
ピースおおさかから借用した「地域紛争下の子どもたち」の様子のパネル展示
太平洋戦時下当時の資料だけでなく、今でも続く被爆者の方の痛みや海外の若者との交流、そして現在進行形で起きている地域紛争についても学べる資料が増えました。
平和展の最終日、8月12日(月・休)午前11時からは会場内にて調布市原爆被害者の会による戦争体験者講話が行われます。
当時の貴重なお話を聞く機会となります。
事前予約不要です。当日、直接会場にお越しください。
会場内にはこれまでのピースメッセンジャーの活動報告書や資料館のパンフレットなど持ち帰ることのできる資料もたくさんあります。
ぜひご一読ください。
たづくりの1Fエントランスには平和を祈る千羽鶴が。
広島の原爆の日である今朝。調布市内ではピースメッセンジャーの中学生による防災行政無線の呼びかけに合わせて8時15分に黙とうを捧げた方も多いことと思います。
ピースメッセンジャーの中学生による防災行政無線での黙とうの呼びかけは8月9日午前11時2分、8月15日は正午、3月10日の東京大空襲の日にも行われます。
調布市平和展は8月12日まで開催されています。
戦争や平和について改めて考えるきっかけとなる展示です。ぜひ足をお運びください。
≪調布市平和展≫
会場 | 調布市文化会館たづくり 2階南ギャラリー 調布市小島町2-33-1 |
期間 | 2024年8月6日(火)~8月12日(月・休) |
開催時間 | 10:00~18:00 |
詳細 | 調布市平和展 案内ページ |