『三島喜美代―未来への記憶』の招待券を5組10名様にプレゼント♪ゆうがた5 北山裕子
- 2024.04.24
【ゆうがた5】火曜日のアートの殿堂=『Go Goミュージアム』。
今週は、18時35分頃からもアート・イベントをご案内
4/23(火)の番組後半『GoGoミュージアム Annex』コーナーで紹介したのは…
『三島喜美代―未来への記憶』 …です ☆★☆
三島喜美代《20世紀の記憶》(部分) 1984-2013年耐火レンガに印刷個人蔵写真撮影:小川重雄 写真提供:美術資料センター(株)
三島喜美代《Paper Bag (シリーズ) 》1973-1980年陶、転写兵庫陶芸美術館
三島喜美代《バナナボックス》2007年陶、転写、彩色岐阜県現代陶芸美術館
三島喜美代の70年にわたる軌跡を紹介する、東京の美術館では初の本格的な
個展です。
代表作でもある大型インスタレーション、《未来の記憶》のスケール感にも、どうぞ
ご期待ください。
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近年、国内外での評価が高まる三島喜美代は、1950年代に絵画を出発点に現代
美術家としての活動をスタートし、60年代には新聞や雑誌などの印刷物をコラージュ
した作品やシルクスクリーンを用いた平面作品を制作していましたが、70年代に入る
とシルクスクリーンで印刷物を陶に転写して焼成する立体作品「割れる印刷物」を
手掛け大きな注目を集めます。
日々発行され膨大な情報を溢れさせる印刷物と、硬く安定して見えながら割れやすく
脆い陶という素材を組み合わせることで、氾濫する情報に埋没する恐怖感や不安感を
表現しましたが、大量の新聞や雑誌がすぐに消費されゴミとなるように、次第に問題
意識が情報からゴミへと移っていった三島は、空き缶や段ボールなど身近なごみを陶で
再現した作品や、産業廃棄物を高温処理した溶融スラグが素材の作品、また近年は
自ら集めた鉄くずや廃材を取り込んだ作品制作も行っています。
本展は、70年にわたる三島の創作の軌跡を、主要作品を通して紹介するものです。
大量消費社会や情報化社会へ厳しい視線を投げかけつつ、情報やゴミを異化作用を
通して造形表現へ転化させた三島作品は、日々の暮らしの中から遊び心をもって
生み出されてきました。
会場では、初期のコラージュ作品から、「割れる印刷物」のオブジェの数々、環境に
配慮した素材による近作に加え、三島の代表作で最大規模のインスタレーション
作品≪20世紀の記憶≫も展示します。
ぎっしりと床に敷き詰められた大量の耐火レンガ・ブロックから成るこの作品は、各
レンガの表面に三島が20世紀の100年間から抜き出した新聞記事が転写され、文字
通り20世紀の記憶の断片を視覚化するとともに、その時代に向き合った彼女自身の
記憶が刻まれているように思えます。
『三島喜美代―未来への記憶』は、
練馬区立美術館にて5/19(日)~7/7(日)まで開催します。
そして今週は、
『三島喜美代』展の招待券を、抽選で5組10名様にプレゼント!!
希望する方は、下記要領に従ってお申し込み下さい。
★☆★皆様のご応募をお待ちしています★☆★
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『三島喜美代―未来への記憶』
開催期間 : 5/19(日)~7/7(日)
※月曜休館。
会 場 : 練馬区立美術館
※西武池袋線(東京メトロ有楽町線/副都心線直通)「中村橋」徒歩3分。
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応募方法
郵便番号・住所・氏名(※忘れずに!)・電話番号、キーワード《記憶》と明記の上
リクエスト曲、または身の回りのよもやま話etcひとことメッセージを必ず添えて、
(件名)『ゆうがた5 GoGoミュージアム』係にお申込み下さい。
eメール mail@chofu-fm.com
FAX 042-443-8068
ハガキ 〒182-0026
調布市小島町2-33-1 文化会館たづくり3階
調布エフエム放送 ゆうがた5
リクエストフォームからのご応募もOKです▽
応募〆切 5/14(火)必着
当選発表 発送を以って代えさせて頂きます。
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尚、当展について詳細は…
練馬区立美術館 TEL.03-3577-1821
HP