東京オアシス放送について ゲスト「吉田 敦」さん
- 2021.06.04
毎週木曜日21:30から放送しいています「東京オアシス」に
バリトン歌手の吉田 敦さんにご出演していただきました。
令和3年6月10日放送
島根県浜田市出身。
オペレッタ、オペラ、ミュージカル、合唱指導、大学の教員として幅広く活躍中だった50歳を目前にした15年前、
生存率20%以下の下咽頭癌を患いそして転移もしていた。
その闘病を経て、再び舞台に立ち、以前にもまして「歌に生きる」吉田さん。歌手として致命的な患いからどのように前進されてこられたかを伺いました。
< 内容>
・痛くもない首のぐりぐりを見つけそこが転移だった。
・頑張るのはお医者様、私は信じて任せた。
・1秒たりともネガティブになる必要はない。
・歌える喜び、周りへの感謝、大いに心境が変わった。
・100歳Recitalを目標に、長生きしたい!
・7/25ご出演の杉並区民オペラ「椿姫」のお知らせ。
声を仕事にする、ましてやベルカント唱法というイタリア発祥のマイクを使わない歌手にとって、声帯は命そのもの。マイク、ミキサーなどで舞台で補ってはもらえない。
インタビューアーのわたくしも末席ながら同じ分野にいる。
吉田さんが当時どれほどショックを受け、どれほどの肉体的、精神的な努力をされ、
周りのサポートで復帰されたかを考えただけで胸が詰まる。
インタビューの中で、「長い人生、短い人生、1秒たりともネガディブになる時間はもったいない」と明るいお声で話された瞬間、経験した者でないと語れないそのご様子に、受ける私は涙があふれそうになり、声が震えしまいました。
3人に一人は何らかのガンを患うといわれる今の時代、
ガンは恐れる病ではないと、そして「50歳で生まれ変わり、今15歳です。楽しく歌に生きます」と結ばれています。
どうぞご闘病中の方にも是非お聴きいただきたく思います。