午後のカフェテラス 街角レポート(レポーター:深澤国久)
- 2020.01.31
皆さんこんにちは 調布のお店の宣伝マン 深澤国久です。
今朝は寒かったですね。
ここ何日か暖かい日が続いていたので
今朝の風の冷たさと冷えは体に堪えます。
皆さんも体調不良にお気を付け下さい。
さて今週は布田出没です。
豆の玉川屋さんにお邪魔しました。
とても香ばしい甘い香りがお店の中に広がります。
その秘密は最後に。
お話は小林さんです。
そう2月3日は節分です。
最近はめっきり恵方巻になってしまいましたが
昔は鬼は外。福は内。の豆まき。
子どもの頃毎年やっていました。
最近では家庭事情も変わってきていますので
しない家庭も増えて来ていますね。
それでも大切にしていきたい風習ですよね。
お店にも節分祭のポスターが
この辺の布田天神・深大寺・國領神社は
玉川屋さんの煎った豆が使用されます。
また小田急沿線でも使われています。
11月から準備に入って今年も1,000㎏の豆を煎りました。
今年も北海道の音更産の振袖大豆が使用されています。
缶入りで入っています。
そして煎って家庭用にしたものがこちらです
1人用から大人数まで。
毎年購入される方は残念ながら減ってきているようです。
この豆はそのまま食べても美味しいくいただけますので
豆の本来の味も楽しめると思います。
そして落花生も昨日入荷しました。
千葉の八街産それも半立でとれた落花生です。
殻つき
殻なし
収穫量が少ないのですが、甘みが強い落花生です。
昨年の台風の影響もありました。
昨年の台風の被害は色々なところの出ているのだと思いました。
先日館山に行った際もまだまだブルーシートを屋根に敷いている家がありました。
被害が広く長くでていますね。
その他には
小豆や黒豆や高原花豆など
昔はお正月には水に浸けて、煮てという家庭も多かったのですが
今の時代はなかなか原豆の段階から作る人も少ないようです。
豆菓子(豆納豆)も人気がありまして
町田の製菓屋さんで造られていています。
いくつかの種類が並んでいますが
金時豆がポピュラーのようです。
中継のあとお店に訪れたお客様、節分の豆と一緒に購入されました。
私も購入しました。
祖母も食べていたことを思いだしました。
いい甘い思い出です。
さて皆様豆を煎る機械を見たことがありますか。
コチラの機械です
西田式でこの機械を直せる技術者さんも一人しかいないという事で
年季の入ったこの機械。
バーナーで煎るのですが。
まず火を点けます(ここで作業されているのが小林さんです)
まずそのバーナーに火をつけまして
豆を真ん中にあるザルに移します
そして回転させます。
この回転をさせることで万遍なく煎られます。
上下赤外線を使用しています。
始めは豆に水分があるので重たいのですが
徐々に水分が飛んでいきまして軽くなっていきます。
大体40分くらいで煎られます。
煎り終わるとこちらのザルに移し
干されます。
煎り終り直後だと豆が熱く、柔らかいので
1時間ほど干すと固くなり、商品としてパック詰めをします。
とても香ばしい甘い香りがお店の中に広がります。
大変なのは少しでも煎りすぎると焦げてしまいます
そうなると商品にはなりません。
また天気が悪かったり・日没後だと煎っている状態が暗くて見にくいため
煎る作業ができないというくらい繊細な作業です。
そこにも職人の経験が必要なのですね。
そして機械の周りはとても暑いのでこの時期ですが
小林さんは半そでTシャツに首には数種類のタオルがまかれていました。
以前は三多摩にも数十件あったという豆屋さんですが
今は玉川屋さん1店舗のみ。時代と言ってしまえばそれまでですが・・・
その分負担も大きくなるわけですね。
一年に一回の書き入れ時と小林さんは笑っておっしゃいます。
でも大変な時間と労力が必要なのですね。
さあ来週の月曜が節分です。
皆さんも豆まき・そして歳の数だけ豆を食べて節分を
楽しく過ごしましょう。
最後に落花生です。
皆さんありがとうございました。
【豆の玉川屋】
TEL:042-482-3839
営業時間:9:30~19:00
定休日:日曜日
小林さん、今日は楽しいお話をありがとうございました!!