ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館特別出品。『ガレも愛した清朝皇帝のガラス』の招待券を、5組10名様にプレゼント♪ parゆうがた5 北山裕子
- 2018.03.22
【ゆうがた5】火曜日17:10頃~のアートの殿堂=『Go Goミュージアム』。
今月も『ゆる散歩』をお休みして、アート・イベントを2つご案内v
一昨日=3/20(火)のOAで、先ずご紹介したのは…
『ガレも愛した清朝皇帝のガラス』 …です ☆★☆
アール・ヌーヴォー工芸の巨匠エミール・ガレのジャポニスム=パリ万博以降
ヨーロッパのアートシーンを席巻した日本趣味が、意匠に大きな影響を与えた
のは広く知られていますが、その素材感や技術面においては、中国の工芸品
から多くを学んだ形跡が窺えます。
象牙や水晶、玉を重んじ、ガラス本来の儚さや壊れやすさを好まなかった中国
の伝統的な造形感覚と匠の技から生まれた独自の美に学び生まれたのが、
透明素材に加え多彩な不透明ガラス…二重三重の複雑な被せガラスや、そこに
施された繊細な浮彫りによる絵柄や情景に現れています。
ガレの作品と清朝皇帝時代のガラスを比較展示するというユニークな同展で、
それらの美を堪能すると同時に西洋と東洋…ガラス工芸を通して互いに影響し
合う美の交流の歴史に思いを馳せてみるのは如何でしょうか?
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中国のガラスの起源は古く、紀元前5~3世紀・春秋時代末期から戦国時代に
遡ります。
当初は主に儀式にまつわる壁や剣装、或いはトンボ玉や環などの装飾品が
多く、貴石や玉の代用品の役割を果たしました。
その長きにわたる歴史の中でガラス工芸が飛躍的に発展したのが、紫禁城
内に工房が開設され、皇帝の為のガラス作りが始まった清王朝の時代です。
ガラスといえば「透明性」と「はかなさ」が最大の魅力ですが、特に最盛期
の清朝のガラスは趣が異なり、「透明」と「不透明」の狭間で、重厚で卓越
した彫琢が際立っています。
その類まれなる美しさは、フランス・アール・ヌーヴォー期を代表する装飾
芸術家エミール・ガレをも魅了し、彼の造形に取り込まれていきました。
本展は、清朝皇帝のガラスの美を、ガレの作品と比較しながら有数のコレク
ションで紹介する試みです。
英国ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館から来日する作品群と共に
お楽しみください。
『ガレも愛した清朝皇帝のガラス』は、
サントリー美術館にて、4/25(水)~7/1(日)開催します。
そして今週は…
『ガレも愛した清朝皇帝のガラス』展 の招待券を、
抽選で5組10名様にプレゼント!!
希望する方は、下記要領に従ってお申し込み下さい。
★☆★皆様のご応募をお待ちしています★☆★
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『ガレも愛した清朝皇帝のガラス』
開催期間 = 4/25(水)~7/1(日)
※火曜休館、作品保護のため展示替えを行う場合があります。
会 場 = サントリー美術館
※東京メトロ・六本木駅直結 東京ミッドタウン・ガレリア3F
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応募方法
住所・氏名・電話番号、キーワード《皇帝》と明記の上、
リクエスト曲、または身の回りのよもやま話etcひとことメッセージを必ず添えて、
eメール/FAX/ハガキで、 『ゆうがた5 GoGoミュージアム』係にお申込み下さい。
eメール mail@chofu-fm.com
FAX 042-443-8068
ハガキ 〒182-0026
調布市小島町2-33-1 文化会館たづくり3階
調布エフエム放送
応募〆切 4月17日(火)必着
当選発表 発送を以って代えさせて頂きます。
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尚、当展についての詳細は…
サントリー美術館 TEL 03–8600
またはサントリー美術館公式HPをご参照下さい(下段、次回開催の同展紹介部分)。
https://www.suntory.co.jp/sma/
https://www.suntory.co.jp/sma/exhibition/2018_2/display.html