午後のカフェテラス 街角レポート(レポーター:かじこ)
- 2017.02.09
☆★初午祭(はつうまさい)★☆
日時:2017/2/12(日)15:00~
場所:里の稲荷(佐須5丁目・晃華学園西南側の坂の所)
佐須1丁目にある「虎狛神社」の氏子さん達が守ってきたお稲荷さん「里の稲荷」のお祭「初午祭」があるという事で
斉藤さんにお話を伺いました!!
新春最初の午の日を「初午」
お稲荷さんに、商売繁盛、五穀豊穣などの願いを込めて行なわれるお祭りが「初午祭」です!!
稲荷神社は京都の伏見稲荷大社が総本社。
711年の2月の最初の午の日に祭神が稲荷山(伊奈利山)の三箇峰に降りたという故事から、
稲荷神を祭る祭事が行われるようになったとされています。
旧暦2月の初午の日は今の3月にあたり、稲作を始める時期だったので
農耕の神様を祭るようになったとされています。
佐須1丁目にあります虎狛神社。
589年8月に創建され、農業の神様である大歳御祖神(オオトシミ オヤノカミ)がお祀りされ、祭事が始まったと伝えられています。
今から約1430年も前!!
調布市内では最も古い神社の一つです。
地元住民に崇敬され、地域の団結と発展、心の拠り所として佐須の中心となっています。
後に穀物の神様である、倉稲魂命(ウカノミタマノミコト)も合祀され、江戸末までは、虎狛山祇園寺の別当が神事を司っていたそうです。
地域内には、祇園寺東に位置し、天照皇大神をお祀りする「神明宮」、
晃華学園南西角には「里の稲荷」(別名「樫ノ木稲荷」)、
地区内のお地蔵様など
まとめて神社の氏子によって守られてきました。
(この虎狛神社の説明も斉藤さんが作ったそうです)
この大きな石造りの大鳥居。
参道右の高さ1.8mもある巨大な「狛江郷佐須邨虎狛神社の碑」(コマエゴウ サズムラ コハクジンジャノヒ)
どちらも約200年前!1828年に建立されたものです。
当時の輸送手段を考えると、驚くべき大きさで、極めて貴重な文化財ですよ!
初午祭は、お祭りの前日に虎狛神社で準備をします。
氏子さんのおうちに行ってお米を集めます。
70~80kgも集まるそうです(@◇@)!!
このお米を粉にして、蒸してついて、だんごにします。
おだんごは1500個ぐらい作るんです!!
一晩干したものを、お稲荷さまに奉納します。
今年の準備は2017年2月11日(土)
虎狛神社は、ミニバスの停留所も目の前にありますので
どんな風に準備しているのかな?と気になる方は見に来て頂いても大丈夫ですよ☆(15時ぐらいまで一生懸命作ってます☆)
2017年2月12日(日)お祭り当日は、
佐須5丁目の晃華学園西南側の坂の所にあります「里の稲荷」で行われます。
里の稲荷でおだんごを皆さんにもお配りします☆
里の稲荷の辺りは、昔、狛江入道という人が住んでいた館跡。
江戸時代になって井伊直弼さんの別荘があったんですって!!
初午祭でどうしておだんごを配るのかというと。
初午には蚕の神様を祭る行事も行われていました。
この佐須地区では養蚕も行われていて、斉藤さんのお家でも昔養蚕をされていたそうです。
養蚕をしている家では、繭がたくさん出来るようにと繭の形に作った団子をお供えしたそうです。
初午団子をたくさん振る舞うと、繭から毛羽をとる「繭かき」の作業が賑やかになって良いと言われ
近所に配る風習もあったんですって!!
今年1年良くなるようにだんごをもらって下さいね☆
初午祭当日は油揚げやめざし、するめ、お酒も含めて皆さんに振る舞います(^-^*)
2月12日(日)15時から神主さんに祝詞をあげて頂き、お祭がはじまります。
あまり宣伝していないお祭ですが、皆さんお越し頂いて大丈夫です☆★☆
是非日本の伝統のお祭を知って頂き、参加して下さいね!!