街角レポート 前田古都
- 2015.05.12
台風が近づいているとのことで少しお天気が悪いですが元気に行きましょう!
本日は京王線柴崎駅を降りて徒歩5分ほどの場所にございます、富士フォトギャラリー調布さん(http://www.fujifilm.co.jp/photogallery/)にお邪魔してきました!
こちら以前の街角レポートでも中継したのですが今回はどのような展示が行われているのでしょうか…
今日私がご紹介したのはスペース3で展示中の「日本石仏倶楽部 発表展」です。
日本石仏倶楽部さんは石仏とカメラが好きな人たちが集い個人での撮影や倶楽部での撮影会で作品を造り、楳村修治先生の下講座で講評をいただくという石仏とカメラ好きのための倶楽部です。
今回はその活動の発表展ということでスペース3にはたくさんの石仏のお写真が展示されていました。
まず足を踏み入れて感じたのが展示室の雰囲気のよさでした。やはり撮影対象が仏ということもあり眺め、様々な石仏の写真に囲まれているだけでとても落ち着いた気持ちになりました。
私自身歴史好きのためとてもわくわくとした気持ちで今回中継にのぞんだのですが皆さんは石仏といえば何を思い浮かべるでしょうか?
海外の大きな石仏?鎌倉大仏?
私は学生時代に資料集で見た大分県の臼杵磨崖仏のイメージが強くありました。
展示室を拝見してみると実際に作品に臼杵磨崖仏も展示されています!
しかし、私の知っている臼杵磨崖仏とは違う仏様も何だかいらっしゃるような…
この苔むした温かい様子の仏様はどちらで撮影したのでしょうと窺うとこちらも臼杵磨崖仏なのだそう。
そう、こちらの倶楽部様のモットーはお寺にある見せること見られることの多い仏様だけでなくそれこそ道端に佇む石仏にこそあわれがあるということなのだそう。(臼杵磨崖はとても有名ですが…)
こちらの中央の作品は画面いっぱいに色とりどりの前掛けをつけたお地蔵さまがいらっしゃる風景なのですがこちらは何とあの有名な清水寺の一角にある風景なのです。普段メインとも思われる舞台に気を取られがちですがこんなところにも美しい風景が広がっているのですね。
もちろん石仏はお寺に在るだけではありません。
こんな風に道の真ん中や脇、一緒に自転車や車など人々の生活の息遣いが聞こえそうな場所にも石仏はあります。
そのひと柱に気付いてファインダーにおさめることがよりオツなのかもしれませんね。
さて、最後におすすめの石仏は?とお伺いしましたが
こちらの深大寺にある元三大師の石仏を教えていただきました。
人をあらわしているはずなのにこのひょろりと長い腕に足、おまけに長い耳がついて本当に人?というユニークなお姿です。
現在はお庭の整理で場所を移動したとのことですが思いがけない場所に石仏はあります。
宝物を探すつもりでみなさんも生活の中に潜む石仏を探してみてはいかがでしょうか?
会期は5月20日まで!ぜひお越しください!
スペース1では下井草フォトクラブ様の作品発表、スペース3では河合義雄氏による個展自然からのおくりものも同時開催中です。
☆日本石仏倶楽部さんからのおしらせ
石仏に興味のある方、当倶楽部に入会してみませんか?
撮影地はあまり知られていない場所が多く、石仏と共に自然や風景も撮ることが出来ます。会の基本は月1回の講座と不定期の撮影会。
初心者も安心して参加できます。
指導は写真家楳村修治氏
お問い合わせは
楳村修治写真事務所 03-5374-3881
☆富士フォトギャラリー調布さんからのおしらせ
今年で4回目を迎える富士フォトギャラリー調布主催の「公募展」の募集が今月11日より始まりました。
先着100名様限定で初心者も大歓迎!
今年は調布在住「空の写真家」HABU氏を審査員にお迎えしています。
ご応募いただいた作品は全て展示、作品講評もしていただく予定です。
厳選な審査のもと表彰や賞品もございます!(カメラも賞品にありますよ!)
詳しくはギャラリーへ!
042-481-8049(ご担当:石川さん小林さん)