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★たまにち 街角レポート レポーター:清水 建志★

どんよりしたお届けした本日の街角レポートは、
多摩川河川敷で活動中の「Book Swap Chofu 川の図書館」からレポートです!!

本日の放送はコチラから

京王多摩川駅から桜堤通りを歩いて徒歩13分ほど
調布駅からバスに乗って、「市民プール」から徒歩3分、「電通大グランド」停留所から5分ほど、
電通大学さんのグラウンドのほぼ裏側の多摩川河川敷に川の図書館さんは開館しています。
住所はGoogleMapでも検索できる調布市染地2丁目です。

お話を伺ったのは川の図書館館長・クマガイサラさん(写真左)です。
江戸川区で育ったサラさんは小5の頃に調布市に引っ越してこられたそうですが、住み始めてから調布が大好きになったそうです。
クマガイさんは2020年の2月ごろ、新型コロナウィルスで世界中が混乱して自粛が蔓延る中で、
図書館や書店が利用できなくなり、本に接する場所が少なくなる中で休校期間中の限定で活動をはじめられました。

以前から、アメリカ旅行で見かけた誰でも気軽に利用ができる「little free library」に着想を経て「日本でもできないか」
と考えていたそうです。

当時中学1年生から2年生に進級するタイミング、同じく小学校6年生から中学へ進学する弟のダイスケさんと共に、
近所の家庭に訪問して協力を得て書籍を集めるところから始まったという事です。

こちらは弟のダイスケさんです。
放送ではお話しいただけませんでしたが、お客さんと積極的に交流され片付けるの際も手際よく
まとめていらっしゃいました。
人とお話しするのが大好きというサラさんと違って、開館当初は人見知りの気もあったのだそうです。

開館当時のお2人の写真を拝見すると、
姉のサラさんより1歳年下(当時中学1年生頃)という事で頭半分ほど低く写っていましたが
今はサラさんを遥かに追い抜いて(現在高校3年生)顔だちもとてもカッコよく逞しくなられていました。

ダイスケさんは人々が交流できる無料Cafeの活動に興味を持たれているそうです。

こちらは本日の開館中の様子です。
始めは子どものご姉弟2人で始められたこの活動も、繰り返し立っている内に、
多摩川河川敷を通る人々の目に止まり、利用される方も増え、書籍の運搬もボランティアで手伝ってくれる方が
増えて多くの方が出入りされるようになったそうです。

また、メディアでも多く取り上げられて現在では全国12ヶ所で「Book Swap Japan」の活動が
が広がっているそうです。

こちらは放送でも少しご紹介させていただきました、開館中にアコーディオンの演奏で
盛り上げてくださる西調布在住の福谷さんです。

福谷さんも西調布で「Book Swap Japan」の活動をされているお1人で、

はじめは「自粛期間の1ヵ月」のはずが、4月21日で開館5周年を迎えます。
小さな子どもからお年寄りまで、幅広い年齢の人たちが集う“本”を中心にしたコミュニティですが、
クマガイサラさんも高校を卒業され、秋にはワーキングホリデーに旅たち、その後は留学をされる目標が
あるそうです。

ここでの活動は継続を目指しつつ、どうなるかはまだ未定という事です。
また、秋には書籍の出版も控えているという事で、日本で生活される残りわずかな期間もやることが目白押しだそうです。

12時の閉館時間を迎えると、参加されていた方がいっせいに撤去作業に。
並べられていた書籍はあっという間に片付けられて、皆さんでキャリーにのせて
自動車のある場所へ運ばれていきました。

≪Book Swap Chofu 川の図書館」≫

住所 調布市染地2丁目(GoogleMap 川の図書館で検索)
開館時間 毎週日曜日(不定休) 10:00〜12:00
TEL 090-1739-4210
HP https://bookswapjapan.org/
SNS  X;@BookSwapChofu Instagram;@bookswapjapan
Facebook;@BookSwapChofu
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