毎週木曜日21:30から放送しています「東京オアシス」にメディア史・大衆文化研究家の押田信子さんにご出演いただきました。

令和6年9月26日放送

出版社勤務を経てフリー編集者として活動。中央大学経済研究所客員研究員。芸能・戦争・文化について元祖アイドル「明日待子さん」を通してお話を伺いました。

<   内容　>

・元祖アイドル「明日待子」さん

・新宿ムーランルージュの存在

・兵士とアイドル

・慰問雑誌、慰問袋

・押田信子さんについて

インタビュアーとして大先輩。多くの方、それも多分野に渡ってインタビューをされ編集されてきた方。

コアな分野だけに取材もご苦労が多いのがうかがえる。日中戦争、大東亜戦争、すでに亡くなってしまった方のことや、閉館し跡形もない劇場の中に生まれた文化について語っていくのだから。押田さんの取材力のすごさは正確さだけではなくそこに存在する人々の心の裡こそを取材されている。

戦争について良く語られる「銃後の話」というわけではなく、アイドルへの思慕、憧れを封印し、「また帰ってきたら劇場に来たい……」という言葉は”肉弾”たるものお国の為に命を捧げる身で決して口走ることが許されなかった様子、2,26事件の側面もお話になった。

握手会を楽しみに応援グッズで力いっぱいアイドルのライブで声をかける時代がどれほど健全であるか……。お楽しみに。