午後のカフェテラス 街角レポート(レポーター:岡本祥子)
- 2024.07.02
こんにちは。火曜日レポーターの岡本祥子です!
今日は昨日に比べると過ごしやすくなりましたが雲が多めでムシムシとしたお天気となりました。
この暑さの中、今日は屋外からのレポート!
布田6丁目にある国指定史跡「下布田遺跡」から。
「下布田遺跡」は国の史跡に指定されている縄文時代から弥生時代に移り変わる頃、今から約2800年前の縄文時代晩期の遺跡です。
もう写真でおわかりですね。今日は下布田遺跡でエコ除草を行っているヤギさんたちとお届けしました!
↓本日の放送はコチラ↓
放送は下布田遺跡を管理する調布市郷土博物館 文化財係の川畑雄一さん、ボランティアでヤギの見守り活動を行っている下布田遺跡 いきもの係の朝日敏幸さんにご案内いただきました。
約13,000平方メートルが史跡に指定されている広大な下布田遺跡。
春から秋にかけてはかなり雑草が生い茂るためヤギによる除草を令和4年度から実験的に導入し、今年で3年目になります。
人的負担やコストを軽減し、除草時の騒音や排気ガス等もなく環境にやさしいエコ除草に今年は2頭のヤギが5月から7月末までの3か月間、遺跡に住み込みで取り組んでくれています。
2頭のヤギは去年に引き続き、赤いバンダナの「ゆきちゃん」と青いバンダナの「アトリ」です。
ともにメスで現在5歳。人間でいうと25歳位なんですって。
2頭が除草を担当しているエリアは遺跡の東側で府中崖線のハケの周りの草地。
除草エリアは電気柵とオレンジ色のネットに囲まれていて、道行く方もその様子を見学、応援できるようになっています。
注)ネットの中には入らないでください。
ヤギにはエサをあげないでください。特に紙類は食べると命に関わることもあるため厳禁です。
放送では、ゆきちゃんにインタビューを敢行!果たしてメーと鳴いてくれたのでしょうか!?
そして生中継ならではのハプニングも発生!!
ヤギの見守りを行う朝日さんに、ヤギたちの様子について詳しく伺っています。
ぜひ、上記にアップした放送をお聴きください。
2頭はとても仲良しで、草を食べるときもいつも一緒だそう。
小屋の中でも寄り添う2頭
また、人懐こい2頭は朝日さん、川畑さんにとても懐いてかわいかったです。
通学途中の子供達や地域の方もフェンス越しにヤギたちによく声をかけてくれるそう。
すっかり地域に愛される存在になっているゆきちゃんとアトリなのでした。
今年の2頭による除草は7/31(水)まで。
お別れする前にヤギにえさをあげたり、ふれあったりできるイベント「ふれあい環境学習」が7月20日(土)に開催されます。
時間は14:00~と15:30~の2回。(各回30分程度)
会場は下布田遺跡の西側、郷土博物館分室北側の公園です。
5月と6月にも開催したところ、小さなお子さんからご年配の方まで延べ350人位の方が来場され、ヤギとふれあう時間を楽しんだそうです。
今年度最後のふれあいの時間です。事前申し込みは不要ですので是非ご参加ください。
ゆきちゃんとアトリ、本当にかわいくて癒されますよ~♪
現在の「下布田遺跡」は新しい遺跡公園に生まれ変わるため、今年度から整備工事が始まります。
今年度は公園西側部分と現在ある博物館の分室を解体する工事から始まり、順次工事を進めて、令和9年度に新しい下布田遺跡として開園する予定だそう。
より地域方に親しみやすい遺跡公園に生まれ変わるということなので、3年後を楽しみに待ちましょう!!
≪下布田遺跡 ヤギによるエコ除草≫
住所 | 調布市調布市布田6-61 |
ヤギによる除草期間 | 2024/5/7~7/31 |
郷土博物館 X | 調布市郷土博物館 X |
お問い合わせ(TEL) | 042-481-7656 (調布市郷土博物館) |
概要まとめページ | 下布田遺跡でヤギによる除草を行います! (調布どっとこむ) |